TP
血清蛋白,血清蛋白定量
項目名称
総蛋白
臨床的意義
- 日常初期診療における基本的検査の一つで,健康,栄養状態の総合指標として利用される.また,何らかの生体異常をスクリーニングする目的で利用される.確定診断後は,経過観察に利用する.
基準値・異常値
基準値 | 6.8~8.3g/dl |
---|---|
高値 |
おおよそ8.5g/dl以上
|
低値 | おおよそ5.5g/dl以下
次に必要な検査蛋白量の変化のみから特定の疾患を推定することはできない.したがって,蛋白分画の実施により質的な変動をみる.また,尿一般検査,血液・生化学検査と組み合わせて病態を推定後,さらに精密検査に進む. |
予想外の値が認められたとき |
|
出典:「最新 臨床検査項目辞典」監修:櫻林郁之介・熊坂一成
©Ishiyaku Publishers,Inc.,2008.
無断転載を禁止します
「最新 臨床検査項目辞典」は、医歯薬出版株式会社から許諾を受け、当社が転載しているものです。
転載情報の著作権は医歯薬出版株式会社に帰属します。
JCCLS共用基準範囲
基準範囲 |
6.6~8.1g/dL JCCLS(日本臨床検査標準協議会)が健常者の大規模調査データをもとに、日本国内で共通に利用可能な基準範囲として設定したもので、日本医師会をはじめとする関連団体の賛同を得て公表された基準範囲です. |
---|