RAゼラチン(血球)凝集試験(RAPA),機器を用いるRF測定
項目名称
リウマチ因子測定
臨床的意義
- RFにはヒトIgGと反応するものやウサギIgGと反応するものなどがある.前者はRAテストや定量法で検出されるが,RAでの特異性は高くない.それに対し,RAPAで検出されるウサギIgGに対するRFは,RAに対し検出感度はより低いが,特異性はより高い.
- 自動機器を用いて免疫比濁法,比朧法やラテックス凝集法にて検出され,RFはヒトIgGに反応する自己抗体である.これらの測定法は今日の主体をなすものだが,基準値は施設により違いがみられており,注意を要する.
基準値・異常値
基準値 | 陰性(RAPA:40倍未満,自動機器:15単位以下) |
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高値 |
【陽性】
関節リウマチ(RA),Sjogren症候群,全身性エリテマトーデス(SLE),重複症候群
慢性肝疾患,全身性硬化症(SSc),多発性筋炎/皮膚筋炎,慢性感染症 次に必要な検査
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予想外の値が認められたとき |
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出典:「最新 臨床検査項目辞典」監修:櫻林郁之介・熊坂一成
©Ishiyaku Publishers,Inc.,2008.
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製品情報
LTオートワコー RF
添付文書記載の |
参考正常値*,*2 血清 15IU/mL以下 *リウマトイド因子(RF)標準化のガイドライン(日本臨床検査標準化協議会JCCLS認証),臨床病理,第59巻補冊,240(2011). *2当社 社内データ <判定上の注意> |
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