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血清ペプシノゲンⅠ,Ⅱ

略称

PGⅠ,PGⅡ

別名

ペプシノゲンⅠ,Ⅱ

項目名称

血清ペプシノゲンⅠ,Ⅱ

臨床的意義

基準値・異常値

基準値 PGⅠ:15~100ng/dl,PGⅡ:3~40ng/dl
胃癌ハイリスクスクリーニングの判定基準値:PGⅠ≦70ng/dlかつPGⅠ/Ⅱ≦3
高値
  • PGⅠ高値(100ng/dl以上):十二指腸潰瘍,胃・十二指腸並存潰瘍,Zollinger-Ellison症候群,腎不全,出血性胃びらん・潰瘍,急性胃粘膜病変,プロトンポンプインヒビター(PPI)服用
  • PGⅡ高値(40ng/dl以上):十二指腸潰瘍,胃切除後,胃・十二指腸並存潰瘍,Zollinger-Ellison症候群,腎不全,出血性胃びらん・潰瘍,急性胃粘膜病変,PPI服用

次に必要な検査

上部消化管内視鏡検査

低値
  • PGⅠ低値(15ng/dl以下):悪性貧血,萎縮性胃炎,胃腺腫,胃癌,胃切除後
  • PGⅡ低値(3ng/dl以下):萎縮性胃炎,胃切除後

次に必要な検査

上部消化管内視鏡検査

予想外の値が認められたとき
  • 胃切除歴,腎不全・腎機能障害(Cr≧3mg/dl),PPIの服薬歴の確認を行う.
  • PGⅡが異常高値の場合,PGⅡ産生腫瘍の可能性があるため,上部消化管内視鏡検査を行う.

出典:「最新 臨床検査項目辞典」監修:櫻林郁之介・熊坂一成
©Ishiyaku Publishers,Inc.,2008.
無断転載を禁止します

「最新 臨床検査項目辞典」は、医歯薬出版株式会社から許諾を受け、当社が転載しているものです。
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製品情報

添付文書記載の
測定結果
の判定法

ペプシノゲンⅠ及びペプシノゲンⅠ/Ⅱ比による参考判定基準

 判定基準  :PGⅠ(ng/mL) かつ PGⅠ/PGⅡ比

 強陽性   :30.0以下   かつ  2.0以下

 中等度陽性 :50.0以下   かつ  3.0以下

 陽性    :70.0以下   かつ  3.0以下

 陰性    :上記条件以外


*三木一正:日本医事新報,3935(1999)


<判定上の注意>
検体中に非特異反応物質(異好性抗体等)が存在する場合は、正しい測定結果が得られない場合があります.判定結果に基づく臨床診断は、臨床症状や他の検査結果等と合わせて担当医師が総合的に判断して下さい.
お客様より寄せられた「よくある質問」を掲載しています。 よくある質問

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