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マグネシウム

略称

Mg

項目名称

マグネシウム

臨床的意義

基準値・異常値

基準値

〈血清〉1.7~2.6mg/dl

〈尿〉50.0~135.0mg/day

高値

腎障害,脱水,ケトアシドーシス,Addison病,肝炎,甲状腺機能低下症,ミルク・アルカリ症候群,ビタミンDやリチウム投与中など


次に必要な検査

他の電解質検査とともに測定する.

低値 小腸切除術後,慢性下痢,吸収不良症候群,腎不全多尿期,原発性アルドステロン症,甲状腺機能亢進症,副甲状腺機能亢進症,Bartter症候群,肝硬変,輸液,アルコール依存症,妊娠,授乳,原発性低Mg血症,飢餓,高Ca血症,各種薬剤(ゲンタマイシン,カルベペニシリン,アンホテリシンB,シスプラチン,シクロスポリン,ほか)

次に必要な検査

他の電解質検査とともに測定する.

予想外の値が認められたとき
  • EDTAなどのキレート剤が検体に混入していないかを確認する.測定法を確認するとともに,採血から血清分離までの時間,保存状態(冷凍,冷所保存で細胞内Mgが溶出する可能性がある),検体が溶血していなかったか,などを確認する.尿中Mg測定には,Mg複合物の形成を抑制するために塩酸蓄尿する.
  • まれな無症候性の内分泌疾患が背景に存在しないかを考慮する.

出典:「最新 臨床検査項目辞典」監修:櫻林郁之介・熊坂一成
©Ishiyaku Publishers,Inc.,2008.
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「最新 臨床検査項目辞典」は、医歯薬出版株式会社から許諾を受け、当社が転載しているものです。
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製品情報

添付文書記載の
測定結果
の判定法

参考基準範囲 血清 1.8~2.4mg/dL(1.5~2.0mEq/L)


*金井正光 他:臨床検査法提要(第34版),541-544(2015).

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