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C反応性蛋白

略称

CRP

項目名称

C反応性蛋白

臨床的意義

基準値・異常値

基準値 0.2mg/dl以下,毛細管法(-)
高値
  • 2mg/dl以上,炎症の活動性,病巣の大きさによって30mg/dl程度まで上昇
    細菌感染症,ウイルス感染症(上昇は軽度),悪性腫瘍,自己免疫疾患,組織壊死(心筋梗塞など),ほか炎症性疾患
  • 0.1~0.5mg/dl程度のlow grade inflammation
    動脈硬化症・糖尿病・肥満・喫煙・高血圧などの血管障害のリスクのある状態,活動性の低いまたは病巣が限局性の炎症性疾患

Critical/Panic value
【10mg/dl以上】

感染症をはじめとする治療を要する炎症の存在は確実.炎症部位不明の場合はその特定に努める.感染症の場合は起炎菌の特定と抗菌薬の投与を行う.


次に必要な検査

  • 2mg/dl以上,炎症の活動性,病巣の大きさによって30mg/dl程度まで上昇
    末梢血液検査,特に白血球数とその分画,感染症の場合は細菌培養,各種ウイルス抗体価など.
    • 0.1~0.5mg/dl程度のlow grade inflammation
      糖・脂質代謝関連検査,頸動脈エコーなど動脈硬化症関連検査.
    予想外の値が認められたとき
    • 末梢血液検査,SAAなど他の炎症指標を参照する.

    出典:「最新 臨床検査項目辞典」監修:櫻林郁之介・熊坂一成
    ©Ishiyaku Publishers,Inc.,2008.
    無断転載を禁止します

    「最新 臨床検査項目辞典」は、医歯薬出版株式会社から許諾を受け、当社が転載しているものです。
    転載情報の著作権は医歯薬出版株式会社に帰属します。

    JCCLS共用基準範囲

    基準範囲

    0.00~0.14mg/dL


    JCCLS(日本臨床検査標準協議会)が健常者の大規模調査データをもとに、日本国内で共通に利用可能な基準範囲として設定したもので、日本医師会をはじめとする関連団体の賛同を得て公表された基準範囲です.

    製品情報

    添付文書記載の
    測定結果
    の判定法

    参考正常値 血清 0.3mg/dL以下


    *北里医学:16,393-401(1986).

     

    <判定上の注意>

    検体中に非特異反応物質(異好性抗体等)が存在する場合は、正しい測定結果が得られない場合があります.測定結果に基づく臨床診断は、臨床症状や他の検査結果と併せて担当医師が総合的に判断して下さい.

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