FUJIFILM 富士フイルム 和光純薬株式会社
ホーム> 製品情報> 生化学検査> CK-MB

CK-MB

別名

CPK-MB(creatine phosphokinase-MB isozyme)

項目名称

CK-MB

臨床的意義

基準値・異常値

基準値 免疫阻害-UV:4~21IU/l/37℃、CLIA:5ng/ml以下
高値
  • 急性心筋梗塞,心筋炎,開心術後,肥大型心筋症
  • 横紋筋融解症,筋ジストロフィー症,多発性筋炎,皮膚筋炎,Reye症候群,てんかん

次に必要な検査

心筋梗塞の場合は,ほかの心筋マーカー〔トロポニンT,ミオシン軽鎖,ヒト心臓由来脂肪酸結合蛋白(H-FABP),ミオグロビン,AST,LD1など〕と比較するとともに,心電図や心エコーで病態,病勢を把握する.一般に発症直後にはH-FABPやミオグロビンがまず上昇し,次いでCK-MBが上昇し,ASTやLD1が続く場合が多い.梗塞後約1週間で,CK-MBは基準範囲に戻るが,トロポニンTやミオシン軽鎖は高値が持続する.心不全の評価にはBNP(brain natriuretic peptide)か,可能であればNT-proBNPを用いる.

予想外の値が認められたとき
  • 免疫阻害法では,CK-BBが増加したり,異常分画の存在する場合は,見かけ上CK-MBが高値となる可能性がある(電気泳動法によるCKアイソザイムの検討で明らかとなる).したがって本法は,基本的には心筋梗塞の簡便な迅速検査として利用すべきである.

出典:「最新 臨床検査項目辞典」監修:櫻林郁之介・熊坂一成
©Ishiyaku Publishers,Inc.,2008.
無断転載を禁止します

「最新 臨床検査項目辞典」は、医歯薬出版株式会社から許諾を受け、当社が転載しているものです。
転載情報の著作権は医歯薬出版株式会社に帰属します。

製品情報

添付文書記載の
測定結果
の判定法

参考基準範囲 5ng/mL以下

*臨床検査法提要;第33版,530-535(2010).

<判定上の注意>

・基準範囲は各施設に適した値を設定して下さい.

・検体中に非特異反応物質(異好性抗体等)が存在する場合や、CK-BBが高濃度に出現する症例(脳に障害をきたす疾患、悪性腫瘍等)では、正しい測定結果が得られない場合があります.測定結果に基づく臨床診断は、臨床症状や他の検査結果等と併せて担当医師が総合的に判断して下さい.

お客様より寄せられた「よくある質問」を掲載しています。 よくある質問

カスタマーサポートセンター

試薬に関するお問い合わせ

0120-125-106

03-3270-9134

月〜金
8:00〜19:00
9:00〜17:30

休業日: 日曜日・祝日・当社休業日

装置に関するお問い合わせ

0120-768-838

月〜金
8:00〜17:30

※下記時間帯におきましては
電話受付のみとなります

月〜金17:30〜翌8:00・土曜日・日曜日

休業日: 祝日・当社休業日

© 富士フイルム和光純薬株式会社