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C3

別名

補体第3成分,β1C/β1Aグロブリン

項目名称

C3

臨床的意義

基準値・異常値

基準値 86~160mg/dl(参照値)
高値

感染症,炎症,悪性腫瘍で上昇する.臨床的な意義は少ない.


次に必要な検査

CH50,C4を同時に測定し,①補体系の活性化による低下か,もしそうなら古典経路,第2経路のいずれの活性化による低下か,②補体成分の産生低下によるか,あるいは,③in vitroにおける低下か,を推測する.免疫複合体疾患を疑えば流血中免疫複合体の測定,抗核抗体をはじめとする自己抗体の測定を行う.

低値 全身性エリテマトーデス(SLE),悪性関節リウマチ,混合性結合組織病,血清病,膜性増殖性糸球体腎炎,急性糸球体腎炎,慢性肝炎,肝硬変,C3欠損症,I(C3b inactivator)欠損症など

次に必要な検査

CH50,C4を同時に測定し,①補体系の活性化による低下か,もしそうなら古典経路,第2経路のいずれの活性化による低下か,②補体成分の産生低下によるか,あるいは,③in vitroにおける低下か,を推測する.免疫複合体疾患を疑えば流血中免疫複合体の測定,抗核抗体をはじめとする自己抗体の測定を行う.

出典:「最新 臨床検査項目辞典」監修:櫻林郁之介・熊坂一成
©Ishiyaku Publishers,Inc.,2008.
無断転載を禁止します

「最新 臨床検査項目辞典」は、医歯薬出版株式会社から許諾を受け、当社が転載しているものです。
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JCCLS共用基準範囲

基準範囲

73~138mg/dL


JCCLS(日本臨床検査標準協議会)が健常者の大規模調査データをもとに、日本国内で共通に利用可能な基準範囲として設定したもので、日本医師会をはじめとする関連団体の賛同を得て公表された基準範囲です.

製品情報

添付文書記載の
測定結果
の判定法

参考正常値 血清 65~135mg/dL


*菅野剛史, 他:機器・試薬,20,817-821(1997).


<判定上の注意>
検体中に非特異反応物質(異好性抗体等)が存在する場合は、正しい測定結果が得られない場合があります.測定結果に基づく臨床診断は、臨床症状や他の検査結果等と合わせて担当医師が総合的に判断して下さい.

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