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活性化部分トロンボプラスチン時間

略称

APTT

項目名称

活性化部分トロンボプラスチン時間

臨床的意義

基準値・異常値

基準値 27.1~40.9秒
高値

血友病A(F.Ⅷ),B(F.Ⅸ)をはじめ,他の内因系および共通系凝固因子(F.Ⅰ,Ⅱ,Ⅴ,Ⅹ,ⅩⅠ,ⅩⅡ)・高分子キニノゲン・プレカリクレインの先天性欠乏症および分子異常症,重症肝障害,ビタミンK欠乏症,線溶亢進,播種性血管内凝固症候群(DIC),抗リン脂質抗体症候群(ループスアンチコアグラントの存在),循環抗凝血素の存在,抗凝固療法,von Willebrand因子の減少


次に必要な検査

  • 凝固因子欠乏症が疑われるときは,PTの結果と併せ,欠乏因子を推定し,因子定量を行う.
  • APTTの延長が,因子欠乏か,インヒビターによるものかは,正常血漿添加による補正試験で鑑別する.
  • 凝固因子分子異常症は,遺伝子診断によって異常部位を決定する.
予想外の値が認められたとき
  • クエン酸Na入り専用試験管には,正確にクエン酸Na 1容に対し全血9容を採取しなければならない.採血量不足は,偽高値(延長)の原因となる.
  • 採血後,凝固因子活性は経時的に低下するので,検体を室温に置く時間が長引けば,偽高値(延長)の原因となる.正確な測定結果を得るためには,検体を氷冷しながら,迅速に検査室へ搬送する必要がある.
  • APTTが基準値より短縮している場合には,凝固亢進状態が疑われるが,その臨床的意義は明確でない.

出典:「最新 臨床検査項目辞典」監修:櫻林郁之介・熊坂一成
©Ishiyaku Publishers,Inc.,2008.
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「最新 臨床検査項目辞典」は、医歯薬出版株式会社から許諾を受け、当社が転載しているものです。
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製品情報

添付文書記載の
測定結果
の判定法

参考基準範囲 24~40秒


この値は、血漿検体をドライヘマト APTT-2で測定した時の値です.基準範囲は検査対象の母集団によって異なりますので、各検査室で基準範囲を設定することをおすすめします.

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