hCG
項目名称
ヒト絨毛性ゴナドトロピン
臨床的意義
- 本検査は,妊娠の診断とその経過観察,流産や子宮外妊娠の補助診断,絨毛性疾患やhCG産生腫瘍の術後管理などに用いられる.
- 正常妊娠では,排卵後10~14日目で母体血中および尿中に検出され,以降急激に上昇して妊娠9~13週で1~10万mIU/mlに達し,その後,漸減していく.妊娠経過を評価するうえで重要な超音波画像診断の補助診断として用いられる.
基準値・異常値
基準値 | ・男性,非妊婦 :0.7mIU/ml以下 ・妊婦 妊娠3週 :0~50mIU/ml 妊娠4週 :20~500mIU/ml 妊娠5週 :500~5,000mIU/ml 妊娠6週 :3,000~19,000mIU/ml 妊娠8週 :14,000~169,000mIU/ml 妊娠12週:16,000~160,000mIU/ml 妊娠24週:2,500~82,000mIU/ml 妊娠36週:2,400~50,000mIU/ml |
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高値 |
妊娠,絨毛性疾患(胞状奇胎,絨毛癌など),多胎妊娠,異所性hCG産生腫瘍 次に必要な検査
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低値 | 流産,子宮外妊娠次に必要な検査
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予想外の値が認められたとき |
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出典:「最新 臨床検査項目辞典」監修:櫻林郁之介・熊坂一成
©Ishiyaku Publishers,Inc.,2008.
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製品情報
アキュラシード HCG
添付文書記載の測定結果 |
参考基準範囲* <判定上の注意> *Nader R et al.:Tietz Textbook of Laboratory Medicine, 7th Ed. P1401(2022). |
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