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HBs抗原

項目名称

HBs抗原

臨床的意義

今後の検査の進め方

基準値・異常値

基準値 MAT:8倍未満(陰性)、CLIA:0.05IU/ml未満
高値

B型肝炎ウイルス(HBV)感染者(B型急性肝炎,無症候性HBVキャリア,慢性B型肝炎,B型肝硬変など)

予想外の値が認められたとき
  • HBVに感染していても,HBs抗原陰性・HBc抗体陽性の場合が存在するので,HBV感染を疑う場合のスクリーニングにはHBs抗原のみならず,HBc抗体も検査することが望ましい.
  • 重症型急性肝炎の極期には,一時的にHBs抗原が陰性である時期があるので,注意を要する.その時期においても(IgM)HBc抗体は陽性であることが多い.

出典:「最新 臨床検査項目辞典」監修:櫻林郁之介・熊坂一成
©Ishiyaku Publishers,Inc.,2008.
無断転載を禁止します

「最新 臨床検査項目辞典」は、医歯薬出版株式会社から許諾を受け、当社が転載しているものです。
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製品情報

添付文書記載の
測定結果
の判定法

0.05IU/mL以上は陽性、0.05IU/mL未満は陰性

(当社社内データ)


<判定上の注意>

・感染後であってもHBs抗原量が極めて少ない場合や、極めて稀ですが変異によって本品に使用している抗体が認識できない場合などについては、本品での判定が陰性となる場合があります.また、検体中に非特異反応物質(異好性抗体等)が存在する場合は、正しい測定結果が得られない場合があります.判定結果及び測定値に基づく臨床診断は、臨床症状や他の検査結果等と合わせて担当医師が総合的に判断して下さい.

・非特異反応等によって偽陽性が疑われる検体については、必要に応じてアキュラシード HBs抗原用確認試薬セット(別売品)を使用して確認して下さい.なお、使用に際してはアキュラシード HBs抗原用確認試薬セットの現品説明書を参照して下さい.

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