FT4
遊離T4,フリーT4,遊離チロキシン
項目名称
遊離サイロキシン
臨床的意義
- 血中遊離T4濃度は,甲状腺機能状態を直接的に示す指標で,甲状腺機能異常の重症度判定の重要な情報である.
- 血中甲状腺ホルモン結合蛋白濃度は,種々の病態で変動し,総T4濃度に影響を与えるので,甲状腺機能の的確な評価には遊離T4の測定が不可欠である.
- また,甲状腺機能異常を疑うとき,総T4と総T3の値の間に矛盾のあるときに本検査を行う.
基準値・異常値
基準値 | 0.7~1.5ng/dl |
---|---|
高値 |
|
低値 |
次に必要な検査
|
予想外の値が認められたとき |
|
出典:「最新 臨床検査項目辞典」監修:櫻林郁之介・熊坂一成
©Ishiyaku Publishers,Inc.,2008.
無断転載を禁止します
「最新 臨床検査項目辞典」は、医歯薬出版株式会社から許諾を受け、当社が転載しているものです。
転載情報の著作権は医歯薬出版株式会社に帰属します。
製品情報
アキュラシード FT4 [Ⅱ]
添付文書記載の |
参考正常値 0.83〜1.77ng/dL(血清) (210例で測定算出した場合の参考正常値) <判定上の注意> ・参考正常値は、測定条件や検体によって異なる場合がありますので、各施設で設定することが望まれます. ・検体中に非特異反応物質(異好性抗体等)が存在する場合は、正しい測定結果が得られないことがありますので、測定結果の判定は他の検査や臨床症状等を考慮して担当医師が総合的に判断してください. |
---|