内毒素,リポ多糖,リポポリサッカライド(LPS)
項目名称
エンドトキシン
臨床的意義
- LPSはDIC,SIRS,敗血症性ショック,血球貪食症候群,多臓器不全などの重篤な病態の引き金になるため,血中エンドトキシンを早期に検出することによって適切な対策を早く講ずることができる.
- また,血液培養と併せて行うことによってグラム陰性菌感染の診断感度が向上する.
基準値・異常値
基準値 | 比濁時間分析法:5pg/ml(37.0mEU/ml相当)以下 |
---|---|
高値 |
【陽性】グラム陰性菌感染症,敗血症 |
予想外の値が認められたとき |
|
出典:「最新 臨床検査項目辞典」監修:櫻林郁之介・熊坂一成
©Ishiyaku Publishers,Inc.,2008.
無断転載を禁止します
「最新 臨床検査項目辞典」は、医歯薬出版株式会社から許諾を受け、当社が転載しているものです。
転載情報の著作権は医歯薬出版株式会社に帰属します。
製品情報
エンドトキシン-シングルテストワコー
添付文書記載の |
カットオフ値* 5pg/mL(E.coliO111:B4由来エンドトキシンとして) <判定上の注意> 検体によっては、測定中に非特異的濁りを生じて正しい測定結果が得られない場合があります.測定結果に疑問がある場合には、反応タイムコースあるいは希釈試験により非特異的濁りの有無を確認して下さい. 希釈にはエンドトキシン試験用水を用いて下さい. *当社社内データ |
---|